こんにちは!お久しぶりです!
㈱ワタナベ楽器店 音楽館 でヤマハ大人の音楽レッスンとワタナベカルチャーコースの受付担当をしております、斎藤彩賀と申します(*^^*)
今日は素朴な音色を奏でるオカリナをピックアップして皆様にお届けいたします('ω')ノ
さて、オカリナってみなさん、ご存知ですか?
陶器で出来た、壺状の吹く楽器です。

このように、両手で包み込むように持ちます。
オカリナとして命名されたのは 19世紀後半に北イタリアの菓子職人が、
それまであった土笛にはじめて音階(ドレミファ~)を導入し、
ガチョウの子供を意味する“オカリーナ”という命名をしました。
オカ(ガチョウ)リナ(小さな)という意味ですので、
ガチョウの子供、とも呼ばれます。
それ以前の土笛の歴史ははるかに古く、原始メソポタミアにすでにオカリナに似た楽器が作られていたのです。
「オカリナは管楽器」だと日本や中国・アジアでは分類されることがあるのですが、本来なら管の楽器ではないので「壺状の楽器」という言い方が当てはまっています。
ヨーロッパの方では「風の楽器」など呼ばれるため吹奏楽器 に分類されています。
さて、楽器は何で出来ているのでしょうか?
7~8割のオカリナは陶磁器です。陶磁器とはセラミックの一種で土を練り固め焼いて作ったものです。
次いで多いのがプラスチック。お子さまでも扱えますし、割れる心配が少ないです。また、お掃除は陶磁器の場合、注意しなければならない点がたくさんあるのですが、それに対して非常に扱いやすいのがプラスチックの特徴です。
しかし、プラスチックでは正確な音も出ますし、問題無いように思われますが、
陶磁器オカリナのような繊細な音楽表現が身につきにくいと思われます。
陶磁器は1点1点焼かれており、音、表現力に深みが出ると言われています。
う~ん、悩ましいですね(^^)/
あとは、探せば木製や竹製、ガラス製などもあるそうです。スゴイですね!
では!
素朴な音と言われるオカリナ。
何故素朴な音なのでしょう?他の楽器とどう違うのでしょうか??
私は調べました(`・ω・´)キリッ!
実は、オカリナは他の吹く楽器よりも、音域(音の出せる幅…つまり、低い音から高い音までどれくらい出せるか)が狭いのです。
多分1オクターブ半くらいだったかな??
管楽器はそれぞれ楽器によって異なりますが2オクターブ半は出せます。(と思います!)
でもなぜそんな安易に2オクターブや3オクターブ出せるのかと言いますと、楽器の構造上、 管の内部にある空気の柱(気柱)が共振して音が出るそうで、それに比べオカリナは 空洞内部の空気が共振して発音します。
この点でオカリナの共振は、管状の楽器よりもギターやヴァイオリンに近く、大きな空洞に速い息を吹き込んでもエネルギーが分散してしまうので、細い管状の菅楽器に比べて十分な振幅を持った倍音が発生しにくいのです。
このため、指穴の数とその開口部の面積がそのまま音域の広さを決定することとなります!
簡単に言えば、管状の楽器は、吹くと空気の柱が共振してくれるので助けてもらってるのです。オカリナは空洞に息を入れるため、パワーが弱まって共振の力をもらえないって事らしいですよ!つまり、ボディ内を響かせる空気の共振ってことですね。
ほぉ~私も勉強になりました。が!
私は先生ではありませんので、悪しからず…。
次回もお楽しみに('ω')ノ
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